心の日差し人の伊藤幸太郎です。
あなたは人と比較をすることはありますか?
比較をして、自分は劣っているとか、魅力が無いとか、遅れていると感じることってありませんか?
でも、人は比較をすることはできないのです。
「え?でも、あの人と比べてたら仕事のスピードが遅いし・・・」というようなことを思いましたか?
たしかに、他者と比べて仕事のスピードが遅い、ということはありますよね。
ただ、他者と比べて仕事のスピードが早いというあなたであったり、遅いというあなたというのは、本来のあなたと言えるのでしょうか?
身に付けているものであったり、肩書や学歴などのようなものは、ありのままのあなたでしょうか?
そうではないですよね。
これらは、あくまであなたに付いたレッテルなのです。
私はメガネをかけています。
メガネをかけていても、かけていなくても、私は私です。
例えば、私が誰もが知るような俳優であったとします。
でも、無職になったとしても、私は私のまま何も変わっていないのです。
人と比較をする人というのは、ありのままの自分ではだめだと思い込んでしまったために、レッテルを頼りに生きている人です。
では、なぜあなたはありのままの自分ではだめだ、と思ってしまったのでしょうか?
それは、育つ過程で『観念(主観的な価値基準)』を身に付けてきたからです。
周りに合わせないといけない、優しくないといけない、親に迷惑をかけてはならない、などの観念が身に着くことで、あなたはありのままの自分をどんどん隠していきます。
そして、周りに合わせている自分、優しい自分、親に迷惑をかけない自分になろうとするのです。
でも、覚えておいて欲しいのですが、人というのは個性があります。
その個性に優劣はあるでしょうか?
無いですよね。
犬と猫、どちらの方が魅力がある、というのはありますか?
犬には犬の魅力、猫には猫の魅力がある、というだけですよね。
料理と旅行、どちらの方が楽しい、というのはありますか?
料理には料理の楽しさがあり、旅行には旅行の楽しさがある、というだけですよね。
比較ができるわけはないのです。
あなたにはあなたの魅力があります。
他者と比較ができるわけはないのです。
あなたはあなたでしかない、ということを覚えておいてくださいね。