心の日差し人の伊藤幸太郎です。
あなたは『認められないといけない』という観念(主観的な価値基準)を持っていますか?
実は、この観念を持っていない人というのは、いないと言っていいくらいです。
では、なぜ『認められないといけない』という観念(主観的な価値基準)を身に付けてしまったのだと思いますか?
それは、『自分で自分のことを認められていなかった』からです。
『認められないといけない』という観念を身に付けたという事は、他者からの承認が必要と感じたからです。
では、なぜ必要と感じたのかと言いますと、自分から自分への承認では足りない、と感じたからです。
人は足りなかったらどうすると思いますか?
他者からもらおうとします。
これが『認められないといけない』という観念を身に付けた理由です。
では、もっと掘り下げますが、なぜあなたは自分で自分のことを認められなくなったのでしょうか?
実は、これも理由は観念を身に付けたことなのです。
例えば、あなたが小学生のころに学校の通知表を親に見せたときに、親がため息をついたとします。
あなたはその光景を見たときに、『学校の成績が良くなかったからがっかりされたんだ・・・』と思ったとします。
すると、あなたは『学校の成績が良かったらがっかりされなかったんだ』と思い、『成績が良くなければならない』という観念を身に付けるのです。
この思いが生まれたときに、強い悲しみが伴うと、それは情動記憶になります。
情動記憶というのは、強い感情と記憶がセットになったものです。
情動記憶になると、記憶に関わる人に触れたり、似た光景を見るとフラッシュバックが起きます。
フラッシュバックというのは、当時の記憶を鮮明に思い出して、強い感情と身体反応が蘇ることです。
フラッシュバックになるほどの強い観念を身に付けると、それだけ『他者から認められないといけない』という観念を強化することになります。
生まれ持った個性によるところもあります。
代表的なのは『発達障害』ですね。
発達障害の人は、物事を極端に捉えやすい特性のために、強い観念を持ちやすいです。
それは、『他者から認められないといけない』という観念を強く持ちやすいということです。
もしかしたら、あなたは発達障害を持っているかもしれません。
『他者から認められないといけない』という観念を強く持っていませんか?
自分で自分のことを認められなくなった観念はどんなものですか?
高いスキルがなければならない。
人の迷惑に立ってはならない。
人に良いものを与えられなければならない。
などがあると思います。
その観念は、あなたがあなたを認めることの妨げになるものなのです。
なので、観念を手放してあなたがあなたを認められるようになってくださいね。